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  • 執筆者の写真oishi mai

大和市へ視察に行きました

娘を夫に託し、えいやっ!と視察。

大和市の、引地台中学校分教室

「不登校特例校分教室」へ。


頑張って見に行って、本当に良かった。素晴らしかったです。


不登校の子どもたちに対して、学校への復帰を目標とせず、徹底的に一人ひとりに向き合う支援を追求していました。


・校則なし、制服は自由。

・時間割は一人ひとりが作成。その通りにならなくても良し。

・この場に来られなくても、オンラインで"支援を届ける"。

・学年を超えたつながり、教え合い。

・疲れた子は休む。

・やりたいと思った事をやらせていく。

・給食は苦手な子もいるので、お弁当持参。

(=保護者は給食費を払う必要なし!)

・ゲームOK、漫画や雑誌も配架。

・廊下には農作物や干し芋、干し柿も。


既存の支援は、どうしても学校に行けるようにすることに重きを置きがちです。多様化するこの社会で、もっといろんな選択肢を、大人が子どもたちに示してあげたいと思います。


そういう意味で、公立の学校でこういう実践が始まったことは、本当に貴重です。


担当課の方のお話も、共感・学ぶことばかり!


「不登校」という言葉自体、カテゴリーに分けるのはあまり良くないかもしれない、


地域の方の中には、不登校の子どもたちが集まるのが危ないイメージを抱かれて、でも違いますよと説明をしたら興味を持ってくれて、、、


アンケートをとったら、大人は勉強や進路の心配が多かったけれど、子どもは友だちがほしい・人と繋がりたい、という気持ちの子が多かったんです、、


などなど。熱意がビシビシ伝わってきました。

市長が号令をかけて、半年ほどでできたという説明にもビックリ!お役所はすぐは動かないというイメージでしょうが、なんのなんの。


そして不思議なことに、

学校への復帰を目標とせず、この場に来なくてもオンライン等で支援を届けようと思って実践していたら、みんな来るようになったんですよね、とのこと。


子どもたちは、友だちをつくったり人とつながることを求めています、と。


今後は市内の学校等にも、この実践を広めていかれるそうです。

神奈川県内で、こういう場が広がることを切に願います。私も地域でできることを、模索したいと思います。


先生は4人。今は17人の生徒なので対応できているけれど、増えたらどうか、という心配も聞きました。

体育や芸術の授業は、近くの中学校から先生が空き時間に来ているそうです。熱意と努力で子どもたちの成長を支えていらっしゃることに、頭が下がります。


同時に、やはり国は教員の人員確保にもっと力を入れてほしい、教育予算をもっともっと増やしてほしいと思いました。


そしてみんなが来たくなる、居場所としての学校。

どうやったらより良い学校がつくっていけるか、不登校の子どもたちだけではなく、こういう場での実践から、教育のあるべき姿を改めて捉え直す必要があるんじゃないか、と思いました。


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