oishi mai
講演会での学び
14日(金)、前川喜平さんの講演会司会をやらせていただきました。感謝☘️
印象に残った二点を。
①政治が教育に対して、しなければならないこと
・教育を受ける権利、機会均等を保障すること。
・環境整備をすること。
特に"受ける権利"は、障がい者、外国人、性的マイノリティなど、あらゆる人・年代を含む。
去年の国勢調査で、義務教育を受けていない人を調査したそうです。
調査をもとに今年、その数が出るだろうと。
今までの調査では、小学校に行っていない人がおよそ12万人。そんなにいるのかと驚きました。
人がいくつになっても、どんな状況であっても学べる環境づくりは急務。
夜間中学をつくろうという取り組みも、興味深かったです。
神奈川県の夜間中学が川崎市と横浜市の2校しかないこと、今後相模原市にできること、初めて知りました。
政令都市以外にも、県西地域にもほしいですねという言葉に、うんうん!と納得。
②ドイツの政治教育の方針-ボイテルスバッハコンセンサス
ドイツで教職員や教育研究者が作成した、政治教育における3つの原則のこと🌸
☘️圧倒の禁止の原則:教員は意見を言ってもいいが、押し付けない。
☘️論争性の原則:議論や対立があることを知らせること。
☘️生徒志向の原則:政治のことを自分のこととして捉えさせること。
特に日本では、生徒志向になっていない点に課題がある、と。
この原則、教員時代に知りたかった。
教員は政治に関わることがタブーとされていて、中立であることを重ねて強調されるのだけれど、
自分の考えを抜きにして政治や社会のことを語るって、すごく難しい。
これはこういう議論がある、あなたはどう思う?私はこう思う。そんな考えもあるよね。
こんな対話が、自然にできるような政治教育、今後日本でも広がってほしいと思う🍀
新学習指導要領で、新しい"公共"では、社会問題が学べる期待が持てる、とのこと。
その他"歴史総合"ができ、良い教科書が出てきているそうなので、今後注目したいです!
全てに共通していたことは、
憲法の理念のもとでお話されていたということ。
基本的人権、学ぶ権利など、憲法を実現するために官僚がいて、公務員がいて、政治がある。
しっかりと心に留めたいと思います🌸
ユーモアがあり、温かい、素敵な方でした。
学んだこと、自分の議員・政治活動に生かしたいと思います!✨
